Piano Lesson Diary

素敵なレパートリーを持とう

 今年もみんなで、お年寄りにクリスマスプレゼントを届けに行ってきた。3年前から続けている、恒例のボランティア演奏。なつかしい曲やクリスマスソングを中心に、教室のみんなはそれぞれ曲を用意して、本番は楽しんで演奏できたのじゃないかな。
 誰かのために演奏する喜び、音楽で元気付けることができた実感というのは、ホールで演奏するのでは得られない気持ち。音楽にはこんな喜びもあるのだということをみんなに知ってもらいたくて、毎年続けている。お年寄りのみなさんも大変喜んでおられた。
 さて、今年のレッスンももう終わり。みんなの心に素敵な花を咲かせることができたでしょうか。来年もまた、みんなの周りも巻き込んでたくさんの音楽の花を咲かせましょう。

2006/12/27




 この夏は激動の夏だった。コンペに始まり、ホームページを見てここに決めたという小3の双子ちゃんと、あと主婦の大人の方が教室に通うことになった。この夏にこちらに引っ越してきた双子ちゃんは、とっても元気が良くピアノが大好きなのがよくわかる。そして10月に前の教室の発表会に最後と言うことで出ることになっていて、とってもはりきっている。そして主婦のIさんはピアノは初めてだけど、以前ヴォイストレーニングのレッスンに通っていたので、それを生かしてピアノにも挑戦したいと意欲的。3人とも今後がとっても楽しみだ。

 そして今日、中1のSちゃんが今月末でピアノをやめることになった。部活との両立をがんばってきたが、あまりの忙しさにギブアップ。弾くことがすごく好きで10月のPTNAにも出ると目標を立てていたし、とっても残念。でも、確かにこの夏は全然練習できなかったよね。自分で出ると決めたとは言え、このままではかわいそうかな・・・と実は最近思っていたところ。しょうがないね、Sちゃん。またいつでも帰っておいで。

 そして他にもレッスン見学にきて、ここに決めるか考え中という生徒さん家族も。こちらはホームページを見て、コンクールを目指すということに興味を持ったとのこと。他にもいろいろな事情があり、こちらの教室に移りたいらしい。でも、今習っている先生とも楽しくレッスンできているという。幼稚園と小1というから、どちらが子供に良いのかという判断は親にかかっていて、結果は即出ないことだけに、それはかなり悩むだろう。こちらの方も、習いに来られたとして必ずコンクールに出られるようになるかというと、うーん・・・それはその生徒さん次第だ。さて、どうされるかなぁ。

2006/9/7


 コンぺが終わった。小2のTくん、小5のMちゃんお疲れさま。二人とも入賞はできなかったけど、よくがんばったね。コンクールはもちろん入賞を目指すものだけど、その年齢に応じた課題曲があり、それを弾くことができ出場できるレベルにあるだけでも大変なことだ。

 Mちゃんは、もともとよく弾く生徒さんだけどバドミントンクラブの練習で近頃はピアノが練習がおろそかになっていた。「何か目標を」というお母様の意向で急にコンクール出場を決め、はじめは練習が進まずハラハラしたが、だんだんと自覚しだしたのか弾けるようになってきてなんとか舞台に間に合った。もともと今回の課題曲はMちゃんのレベルより1ランク上級だったので、本人も練習を始めてビックリしていたのではないかと思う。だけど本当に、目標があるというのはすごい効果をもたらすものだ。

 Tくんは今回のコンぺがはじめてのコンクール。なんだか緊張して2曲目を弾こうとしたら、また1曲目を弾きそうになるハプニングが。だけど終わって、「くやしかった。また来年も出たい。」とのこと。「コンクールに出るぞ」という意欲、出られるレベルに達すること、そこにコンクールの意義があるんだと思う。

2006/7/8


 さて、コンペ目指してがんばっている小5のMちゃん。最近はバドミントンクラブの練習でピアノの方は以前のようにいかなかったけど、やってきたね。今日はさすが。連休前までは片手ずつの練習もなかなか進まなかったのに、しっかり毎日練習して全曲両手にこぎつけた。それでもまだまだ遅れ気味だけど、Mちゃんなら大丈夫!その調子でがんばろうね。

2006/5/13


 自慢ではないが、少子化の影響かレッスンに来る生徒は少なくなった。以前は昼から晩までひっきりなしに生徒が来て、悲鳴をあげていた時もあった。今はその時と比べると、ずいぶん余裕がある。余裕が出たので別の仕事も始められるようになったわけだが、それにしても寂しい、と思っていた。

 それが生徒2人が今度、PTNAのコンペティションに出ることになった。コンペティションはいわゆるコンクールなので、出るにはそれなりのレベルが要求される。そう。出ることができるだけで良い子が育ってきたということ。多かった時もコンクールに出られるのは年に2人ほどだった。少ないけれど一人一人大切に育ててきた甲斐があった。今は子供の生徒はほとんどコンクールに出られるレベルにある。さあ、今回も入賞目指してがんばろう!でも楽しむことも忘れずにね。

2006/3/20


  さて2006年が始まり、そうこうしているうちに1ヶ月が過ぎた。昨年から年の初めには「今年の抱負」を一人一人に聞いているが、一年前と違ったことが「レパートリーを増やしたい」という生徒さんが多かったことだ。

 ピアノ教室でレパートリーを増やしたいと思うのは普通かもしれない。でも、この教室の場合、レパートリーの意味合いが少し違うのではないか。うちの場合の「レパートリー」とは「いつでもすぐに披露できる曲」を意味する。それは昨年から始めたミニ・コンサートの影響に違いない。毎月末に教室生のあいだで開くミニ・コンサートは、いつでも人前で披露できる曲を持つというのが目的。がんばって毎月続けたおかげで、全員1曲は本当の意味の「レパートリー」を持つことができた。そして、今年の抱負ではそのレパートリーを増やしたいと言う!

 「目的」が理解され、そして目的がみんなの中で「目標」となりつつある。本当に嬉しいことだ。

 今年は、どんな年になるのかな。楽しみだ。

2006/2/9