我が家の手話教育



「  『姫』日記・37  」
ろう児をもつ母
先日、姫が行方不明になりました。

姫は、毎日16時まで学校で遊んで帰ります。
その日も16時まで遊びました。
いつもなら16:30頃までには「むかってきてくださいよ。」と迎えの催促のメールがきます。
でも、その日は待てども、待てどもメールがきませんでした。
テレビ電話をかけても、GPSで調べても電波がつながりませんでした。

17時頃に学校に連絡を入れました。
「学校は全員16時には下校しています。学校の周りを調べます。」
と、先生方が探してくれました。
「学校の周りは見当たりませんので、駅まで見に行ってきます。」
と、連絡をくれました。

それからも、テレビ電話をかけてもつながらず、GPSも検索できない表示ばかりが続きました。
主人と相談をして、駅に見に行ってくださっている先生の連絡と18時までは待とうと決めました。

18時が迫っても帰ってくる気配がなく、テレビのニュースをつけ、速報が流れないか見たり、今朝 最後に交わした言葉を思い返したり、今日 着ていった服を思い出したりと、悪い想像ばかりし始めました。
外は雨が降り、真っ暗になっていました。

18時が過ぎました。
先生の連絡を待って、姫が見つかっていなかったら、捜索願を出そうと思っていました。
18:10 家の外を見に行くと、姫が歩いてくるのが見えました。
「遅かったじゃない! どうしたの?」と思わず抱きつくと
「何? どうしたの?」と逆に聞かれてしまいました。

学校を16時に出て、いつもバス停でメールをするのですが、メールをし忘れ、そのまま電車に乗ってしまい、
乗り換えの駅でメールをしようとしたら、電池切れだった。
仕方がないから、一人で帰ろうと電車に乗り換えたら、
降りる駅を乗り過ごしてしまった。
見たこともない駅名にビックリして駅に降り、駅員さんに
「○○○えきにいきたいよ。」
「1ばんせんにのってね。」
と 筆談で教えてもらって引き返してきた。
ということでした。

携帯電話の電池切れも初めてでしたが、電車を乗り過ごしてしまうことも初めてでした。
悪いことが重なってしまったのですが、姫は動じることなく、泣くこともな
く、駅員さんと筆談をして自力で帰ろうと、がんばって帰ってきました。

私の小2の時では、とてもできなかっただろうと思います。
きっと泣いて、駅員さんから親に連絡がいって、親が迎えにきただろうと思います。

どうして姫は、こんなに冷静に状況判断ができたのでしょう?
親馬鹿ながら、すごいな〜と思いました。



「  『姫』日記・36  」
ろう児をもつ母
学校まで電車とバスを乗り継ぎ一人で通うようになって、
最近 手話を少し習ったことがあるというおばさんたちが
姫に声を掛けてくれることがあるようです。

今日、久しぶりに一緒に学校へ行きました。
バス停でバスを待っていると、一人のおばさんが
「おはよう!」と近づいてきました。
「おはよう」に手話がついていたのですが、我流の手話で
「昔、少し手話を習ったんだけど、使わないと忘れちゃうわね」と
言っていました。

「バスが来るよ」とまた、我流手話で姫に話しかけていました。
我流手話でも音声がついていたので私にはわかりましたが、
姫には通じないよと思っていたら、
「聴者の手話、私わかるよ。『バスが来るよ』って言ってるんだよ」
と姫が私に手話りました。

おばさんの我流手話がどうして理解できるんだろう?と
不思議でした。
姫は、おばさんの我流手話を見て、いろいろ想像して考えて
『バスが来るよ』だと思った というのです。

日本手話という母語が土台にあるから想像して、
考えられたんでしょうね。



「  『姫』日記・35  」
ろう児をもつ母
姫が、学校まで電車とバスを乗り継いで1時間の道のりを一人で通い始めました。

4月当初は、6月の誕生日に携帯を買って、
徐々に自力通学の練習を始めて・・・と思っていたのですが、
G.Wに携帯を買ったため、姫が自力通学に意欲満々になったのでした。
ここ数日間練習をして、今日、自力通学デビューをしました。

朝、駅で別れるとすぐにメールが
姫:「人が多い」
私:「つぎのでんしゃでいいよ」
姫:「でも大丈夫だよ」
私:「がんばれ」
姫:「はい」

かなりの緊張とがんばろうという気持ちが入り混じっていたのでしょうね。

帰りも一人で無事に帰ってきて、
「緊張した〜」と抱きついてきました。
でも、自分一人で帰ることが出来た!とご満悦でした。

こうやって1つずつ自分で出来ることが増え、
自信となって成長していくのでしょうね。






「  『姫』日記・34  」
ろう児をもつ母
私の実家からのお年玉は郵便書留で送ってもらいます。
金額は、年齢×100円+α(子供たちには内緒)です。

聞こえる兄たちはその額に文句を言ったことはなく、
1年ごとに増える100円を喜んでいます(と思っているのは親だけ?)

姫も去年までは、千円札をもらうより100円玉をたくさんもらう方が
喜んでいました。
でも、今年は「お兄ちゃんたちは千円もらえて、何で私は700円なの?」
私が「年齢×100円だから・・・」と説明すると
姫:「私も千円欲しい! お兄ちゃんたちだけずるい!」
私:「でも、仕方がないでしょ。去年までは、100円玉がいっぱいって
   喜んでいたのに、どうして今年は千円がいいの?」
姫:「6才までは、千円と600円のどっちがたくさんかわからなかったの。
   7才になったらどっちがたくさんかわかったの。だから、千円欲しい。」

“姫はお金の価値観が分かったんだ”と私が知った日でした。
兄たちはいつ頃からお金の価値観が分かっていたのか知りませんでした。

結局 姫のお年玉の金額は というと、
「今年から千円で、ずーっと千円のままか、
今は我慢して 年齢×100円で10才以上になったら
千円以上もらえるのがいいか」と二者択一させると
「今は我慢する。でも、お兄ちゃんたちは20才になったら
お年玉をもらったらダメ。私だけもらうの。」ですって。

女の子はしっかりしてますね。
男の子はな〜んにも考えていないのに・・・


「  『姫』日記・33  」
ろう児をもつ母
東京から帰る新幹線の中で暇だった姫は、
後ろの席のお兄さんをずっと見ていました。
しばらくすると、お兄さんが紙を破って箱を作って
姫にくれました。
姫が「作り方を聞きたいから、筆談する。」と言って
ノートとボールペンを出しました。

わたしはろうです。
しゅわできるよ。
つくりかたなあに?

と書きました。

私がビックリです。
“作り方を教えて!”とだけ書くのかと思ったら、
初めに“わたしはろうです”と書いたのですから。

理由を聞くと、“ろう”と書かないと音声言語で返事が
かえってきたら困るから、初めに“ろう”と書けば
筆談してくれると思った、と言うのです。

“ろう”として育った姫は、聴者とは違うことを認識して、
聴者との接し方を小1で身につけているんですね。


その後筆談で、お兄さんはお医者さんと分かりました。
姫に付き合ってくれたお兄さんありがとう。


「  『姫』日記・32  」
ろう児をもつ母
<我が家の長男>

長男は現在、小学校6年生。
体格は小さく、1年生からずっと一番前。

「友達に弟思いの子がいるんだ。
その子は、弟をいじめられたって、いじめた子を殴ったんだって!
殴るのはいけないけど、弟を守ろうとするからえらいな〜。
僕は、体が小さいから弟も姫も守ってあげられない。
強いお兄ちゃんになりたいな。」

そうやって思うだけで、弟や姫には気持ちが通じているよ!
ありがとう!!


4月にクラス替えがあり、自己紹介での話

「僕には、耳が聞こえない妹がいます。
耳が聞こえないので、手話で話をします。
5年生の時に、手話をからかう友達がいました。
その子のように手話をからかわないでください。」
と言い終わって、泣き出してしまったようです。

姫がいることで友達からいじめられることがないように
と、“障害は恥ずかしいことではない”と親が堂々とした態度で、
姫をいろいろな場面に連れていっていました。
息子たちも臆することなく「妹は耳が聞こえない」と
誰にでも言えます。
でもやはり、からかわれることは辛かったんですね。
誰にでも姫の話が出来る息子たちに安心しきっていました。
少し考えさせられました。


「  『姫』日記・31  」
ろう児をもつ母
街頭募金の準備をしていました。
募金箱を見つけた我が家の3兄妹。

姫:「これ何?」
母:「たつの子を学校にするためにお金が必要だから、
   街に立って“ご協力ください”ってやるの。」
姫:「私、100円もってるよ!」
探しに行くが・・・
姫:「100円無かった。。。これだけ」
と、3円入れてくれました。

次男:「ちょっと貸して!」
こそこそ隠れて・・・ 戻ってきて
次男:「よし、少し増えたぞ!」
(後で聞いたら、50円入れてくれたそうです)
*姫と次男にはお小遣いをあげていません。

長男:「ぼく、入れるよ!」
1ヶ月分のお小遣い600円を入れてくれました。

実は3人とも、兄妹が募金をしたとは知らなかったのです。
別々の場面での出来事なんです。
でも、兄妹の思いは同じ。

涙が出そうでした。 


「  『姫』日記・30  」
ろう児をもつ母
姫が一年生になって1ヶ月が過ぎました。

今日、体育があったのに体操服を持っていくのを忘れていました。
私は迷いましたが・・・甘い母です。
持っていってあげました。

学校に行くと、学校探検の授業で、教室には誰もいませんでした。
姫の机の上に体操袋と手紙を置いてきました。

ひめへ
 わすれものです。もってきました。
    おかあさんより

学校から帰って
私:今日、体操服忘れたでしょう?
姫:へへっ
私:お母さんが持っていってあげたんだよ。
姫:うん! 手紙があってうれしかった!!

体操服じゃなくて、手紙がうれしかったの???

教室に帰って体操袋と手紙を見つけたとき、
先生や友達に気づかれないようにすぐに片付けたそうです。
でも、手紙には返事が書いてありました。

おかあさんへ
 うれしいです。ありがとう。
    ひめより


「  『姫』日記・29  」
ろう児をもつ母
姫がピカピカの一年生になりました。

幼稚部は始業時間が10時だったので、
夜遅くまで起きていようが、朝遅くまで寝ていようが
何も言わなかったのですが、
小学部になったら始業時間は早くなったし、
スクールバスで通うため、
7:30に家を出なくてはいけません。

私「もう9時よ! 早く寝ないと。
  明日も早く起きないといけないのよ。」
姫「大丈夫だよ。今日、起きられたよ。」

緊張していたのか、今朝は6:30に目が覚めた姫でした。

私「今日は月曜日だから起きられるのよ。
  早く寝ないと、木曜日・金曜日くらいになったら
  疲れて起きられなくなるよ。」
姫「大丈夫よ!
  今は一年生になったばかりで、楽しくて仕方がないの。
  だから大丈夫。 
  でも、もう少ししたら つまらなくなると思うけどね。」
私「・・・」


ろう学校だからなのか、楽しいのは一時のものだと
わかっているからなのか・・・

それにしても、ピカピカのランドセルはかわいいものですね。


「  『姫』日記・28  」
ろう児をもつ母
『僕の生きる道』を見ていての会話

姫:「この人(主人公)病気?」
私:「病気じゃなくて、自閉症」
姫:「ふ〜ん」(同級生に自閉症の子がいるので知っている)
  「自閉症でも仕事できるの?」
私:「うん。この人は動物のことを覚えるのが得意で、
   お客さんに説明する仕事してるんだよ。」
姫:「へ〜。ろうは仕事できないね。」
私:「何で?」
姫:「聴者に手話っても通じないじゃん。」
私:「手話は通じなくても、日本語が得意になって
   筆談すればいいんだよ。パソコンでの仕事もあるし。」
姫:「私、筆談したい。」
私:「日本語を一生懸命勉強しないとね。」
姫:「うん。がんばる!」



「  『姫』日記・27  」
ろう児をもつ母
この週末に姫は、ろうのお姉さんたちと1泊温泉旅行に行きます。
私は行きません。
祖母の家に一人で泊まることはよくあるのですが、
一人で旅行に参加するのは初めてです。

「今度、旅行に行きます。
ママは行きません。
一人だけどがんばります。
泣かないようにがんばります。」

「今度、新幹線とバスに乗って旅行に行きます。
○○お姉ちゃんと一緒に行きます。
楽しみです。」
(実際のメモはこんな上手な文章ではありません)

というような内容のメモを家中に貼っています。
楽しみと、緊張と・・・なんだね。

姫、がんばれ!!!


「  『姫』日記・26  」
ろう児をもつ母
先生と姫とで、“どうして龍の子学園に行くのか?”
という話になったそうです。

姫:「私、来週 東京に行くの。」
先:「そうね。でも、姫がいないと寂しいわ。どうして龍の子に行くの?」
姫:「前から、時々龍の子に行くって決めてあったの。」
先:「でも、ろう学校のみんなは姫がいないから寂しいわよね?」
友:「うんうん。寂しい。」
姫:「もし、龍の子をやめたら、毎日ろう学校に通うわ。」
先:「そうなの?毎日来るの?」
姫:「でも、龍の子はやめられないの。」
先:「どうして?」
姫:「あのね、ろう学校の先生は聴でしょ。だから、教えてもらえるのは
   少しなの。龍の子は、みんながろうでしょ!先生もろうだからた〜くさん
   教えてもらえるの。だから、龍の子に行くのよ。」
先:「え〜っ!私、ちょっとショックだわ。」
姫:「仕方ないわよ!!」

そうなんだよね!
ろう児にはろうの先生が必要なんだよね。

*先=先生
 友=友達



「  『姫』日記・25  」
ろう児をもつ母
数日前、姫が学校へお菓子を持って行き、同級生と教育実習生に配って
「担任の先生には内緒よ。」と言って、みんなで食べたそうです。
その話を、教育実習生が担任に話し、今日、姫は大目玉をくらいました。

その時に担任は、「教育実習生から聞いた。」とは言わず、
「神様が見ていて、教えてくれたからわかった。」と説明したそうです。

家に帰って、叱られた事は言わず、
姫:「知りたいことがあるの。私が悪いことをしているのを神様が見つけたときにどうやって先生に教えるの?」
私:「神様の声が先生に聞こえたんだと思うよ。」
姫:「私はろうだから、私には聞こえないわ。ろうの神様だったら手話るのが見えるのかな?」
私:「そうなんじゃないかな?」
姫:「じゃあ、ママに神様の声が聞こえたら私に教えてね。私に神様の手話が見えたらママに教えるからね。」

神様もお化けもサンタクロースもいると信じている姫です。
まだ6才だもんね。



「  『姫』日記・24  」
ろう児をもつ母
姫を日本手話で育てるに当たって、いろいろな方から
『我が子を信じなさい』と言われてきました。

『我が子を信じる』って・・・

姫には聞こえる兄が二人います。
兄達もきっといろいろな事を言い、行動してきたはずです。
でも、私と同じ言語を持ったが故に当然の如くとされ、聞き逃され
見逃されてきてしまったことが、姫は言語が違うため
「こんなこと考えてるんだ」「こんなこと思ってるんだ」と、
いろいろな事が新鮮に感じます。

聴文化から見たら超親バカかもしれない。
でも、姫の言動を自慢するわけではなく、素直に“すごいな”って思う。
だから、このままで大丈夫って思える。

この思いが『我が子を信じる』ってことなのかな!?


*椅子に座って転寝をしていると、
 布団を敷いて「寝なさい」と言ってくれた。

*姫:「結婚して聴の子供が生まれたら、どうやって育てたらいいの?」
 私:「手話でお話ししたらいいんだよ。子供は手話も口話も
    出来るようになるから。」
 姫:「良かった!」

*姫:「前にママは私のこと‘バカ’って言ったよね。
    今日ね、‘賢いね’って言われたよ。
    どっちなんだろう?」
 私:「どっちだと思う?」
 姫:「・・・わかった!!
    毎日、頭の中で‘賢い’と‘バカ’が張り合って、
    ‘賢い’が勝つと賢くなって、‘バカ’が勝つと
    バカになるんだ。」
 私:「なるほどね〜」



「  『姫』日記・23  」
ろう児をもつ母
数日前、偏頭痛で子供たちより早く寝てしまいました。
朝起きると、枕元に小さな手紙がありました。
姫からでした。

『○○○○○(姫の名前)より
 ○○○○○まま(私の名前)へ

 なかよし
 
 ○○○○○(私の名前)は
 きょうあしたすき』

ハートで埋め尽くされていました。
裏には、私の絵が描いてありました。

宝物が1つ増えました。



「  『姫』日記・22  」
ろう児をもつ母
毎日ろう学校へは、車で送り迎えをしています。

今日、ろう学校へ行く車の中で突然姫が
「ママはもうすぐおばあちゃんになっちゃうから、ろう学校へ車で送ってもらえなくなる。どうしよう?」
と言いました。
私「ママはもうおばあちゃんになるの?」
姫「うん。もう年だよ」
私「・・・」

確かに、お友達のママたちよりは年取ってますが・・・
どこを見て言ったのか。。。ショックだわ。


「  『姫』日記・21  」
ろう児をもつ母
姫は昨年の夏からずっと、がんばってスイミングに通っています。
姫の通うスイミングは16級から始まり、1級まであります。
姫はこの間テストに合格して、14級になりました。
14級はコーチも変わり、本格的な背泳ぎの練習が始まりました。
練習が厳しく溺れそうにもなって、「難しい」「大変」という泣き言を初めて言いました。
「でも、がんばる!」とはりきっているのに・・・

いつも練習が終わる5分前は遊びの時間です。
先日の遊びの時間に、姫はヘルパー(浮き)を外して遊びました。
「遊び時間終わり」と言われて、姫はヘルパーを片付けてシャワーを浴びました。
すると、コーチがヘルパーを姫に差し出すのです。
姫は「私じゃない」という意味で、手を横に振りました。
クルッと向きを変えたコーチの表情が私からは丸見えでした。
「あの子が片付け忘れているはずなのに・・・もう、嫌になっちゃう!」
とでも言っているような、いやーな表情でした。

他にもヘルパーを外して遊んでいた子がいたのに、
「耳が聞こえない子が忘れているに違いないわ。」とばかりに決め付けて、
真っ先に姫に持ってきて、姫が受け取らないと嫌な顔。

手話を全く知らない人とコミュニケーションをとるのは誤解を生じやすい、
障害者に対して奥底には偏見の目があるんだなと感じて悲しかったです。
大人になったら自分で解決していかないといけないけど、
まだ5歳の年齢では親が守らなくてはいけないと思い、姫の名誉のために
「我が子はヘルパーを片付けましたが、コーチには伝わらなかったようです。」とフロントに言っておきました。


「  『姫』日記・20  」
ろう児をもつ母
ろう学校の朝の会で毎日「今日は○月○日○曜日?」という問いかけがあります。
姫の同級生の女の子に、一人ではまだ、なかなか答えられない子がいました。
ところが先日、その子が自分一人で答えられ、
姫がすかさず拍手をしたそうです。

先生は女の子が答えられたことに喜び、
姫が友達のことを共に喜べたことに感激したそうです。

この話を聞いたママもとってもうれしかった。



「  『姫』日記・19  」
ろう児をもつ母
姫:「私が大人になって赤ちゃんを産んだら、ろうの赤ちゃん、聴の赤ちゃん、
   どっちが生まれるの?」
私:「どっちかな? どっちがいい?」
姫:「ろうの赤ちゃん!」
  「私は大きくなってもろうでしょ?! だから、ろうが生まれると思うんだよね。」

4才でこんなこと考えるんだな〜。



「  『姫』日記・18  」
ろう児をもつ母
*パパのお腹
「パパって重ーいの。お腹が大っきいから、歩くとタプン タプンって
揺れるんだよ。ハッハッハッ。」
しばらくして
「ねえ、ママ ママ。私はほっぺたがプクってしてるから、走るとプルン
プルンするんだよ。ウフッ。」

*めだかの卵
炭酸ジュースが入ったコップに手を入れているので
私:「コップに手を入れたらダメだよ。」
姫:「ママ、めだかって知ってる?」
私:「うん、知ってるよ。」
姫:「めだかの卵はね、小っさい卵がたくさんくっついてプヨプヨしてるんだよ。
  (コップの炭酸ジュースの泡を指して)めだかの卵に似てるんだよ。」

めだかの卵に似ている炭酸ジュースの泡を取ってみたかったようです。



「  『姫』日記・17  」
ろう児をもつ母
昨日、町民運動会がありました。
兄が小学生のリレーの選手に選ばれていたので、
家族全員で参加しました。

姫は走る気満々!!
小学生の徒競走は6人ずつの競争なのに、
未就学児のかけっこは何十人かでいっせいにお菓子を目指して走るのです。
それでも走る気満々の姫は、スタートが近づくと後ろにいる私に
「背中をポンって押してね。」と手話りました。

小学生のスタートはピストル音でした。
姫はそれを見て、自分にはスタートがわからないと思ったのでしょう。
でも、未就学児のスタートはピストルではなく赤い旗が振り下ろされました。
いつスタートしたのかもわからず、数十人がドドーっと。
姫は私が背中を叩くと、わき目も振らず走る走る。
お菓子をもらって戻ってくると
「2番だった!」
と、満足げな顔でした。

6月にはろう学校の運動会があります。
またまた姫は張り切るんだろうなー。






「  『姫』日記・16  」
ろう児をもつ母
夕べ、お風呂での会話

私:「先に出ててもいいよ。」
姫:「ううん。ママが好きだから待ってる。」
私:(表情だけで)「ふ〜ん」
姫:「『ふ〜ん』て何?」
私:「『いいよ』って意味。」
姫:「『いいよ』ってどうして?」
私:「じゃあ、『あっち行け』がいいの?」
姫:「『あっち行け』は寂しい。
   寂しいのは、『あっち行け』って言われた時とお別れの時。
   それと、小1になってうれしいけど寂しいもある。
   寂しい時は悲しいんだよ。」
私:「今日、Sちゃんも姫に仲間はずれにされて寂しかったと思うよ。」
姫:「そうだね。」

この日、姫がろう学校でお友達に意地悪をしてしまったのです。
タイミング良く姫が「寂しい・・・」という話をしたので、
お友達の気持ちを考えるように促してみました。
そして今日、姫がお友達と仲良く遊べるように一生懸命考えている姿が見られました。
相手の気持ちを思いやれるように、姫の気持ちも尊重しながら成長していけたらと思います。





「  『姫』日記・15  」
ろう児をもつ母
半年ほど前まではパパが大好きだったのですが、
最近は「ママ、ママ〜」ばかりです。

姫が突然
「ママはパパと結婚してるんだよね。だから、私はママが大好き だけ。」

本当はママと結婚したいけど、遠慮したんだね。
いじらしいな〜。。。
ママも姫がだーい好きだよ!




「  『姫』日記・14  」
ろう児をもつ母
姫:「大人になったらママと私は離れ離れになるの?」
私:「そうだねー。」「ママのお父さん・お母さんは、○○にいるおじいちゃん・
   おばあちゃんなんだよ。ママもお父さん・お母さんとは離れ離れだよ。」
姫:「どうして?」
私:「パパと結婚して離れ離れになったのよ。」
姫:「ふ〜ん。私はまだ小さいからママと一緒だよね!」
私:「そうだよ。」 チュッ、チュッ!!

いつか、姫とも離れ離れになる日が来るんだよな・・・
今のうちに、姫との会話も楽しんでおかなくっちゃ。






「  『姫』日記・13  」
ろう児をもつ母
姫は、寝る時はパンツ1枚です。
お風呂から出た時はパジャマを着るのですが、布団に入る時にパジャマを脱ぎます。
いつ頃から裸で寝るようになったのか・・・覚えていません。

ろう学校の年長さんたちが、お友達の家に泊まりに行ったりしていると聞いた時に
「姫はお友達の家に泊まりに行ける?」と聞くと
「出来ない! パジャマを着て寝られないし、ママに背中をさすって貰いたいから
お友達の家には泊まれない。」と言う返事。
パジャマを着て寝ることが出来ないって・・・(笑)
でも、自分のことよくわかっているのね。

「年少は無理。年中は・・年少と近いから無理。年長になったら大丈夫!」と言う姫。
年長になったらお友達のお家にお泊り出来るんだね。
楽しみだね。








「  『姫』日記・12  」
ろう児をもつ母
姫のろう学校は個別指導の時間があります。
個別指導のときに絵日記を描いていきます。
その絵日記をもとに子供と先生がやりとりをします。

その絵日記の絵が、ここ2回ほど姫の想像の世界の絵なんです。
もちろん年少なので、絵といってもぐちゃぐちゃ絵です。
今日も想像したことを描いて、説明してくれました。
1.「船に乗っていると、星が降ってきて海に落ちました。
底のほうにかすかな光が見えるので、海に飛び込んで拾いに行きました。」
2.「(3匹のこぶたの)煙突から入ったら下には熱いお湯が入ったお鍋があるって知ってる? 
これはその煙突なんだけど、男の人が落ちたら熱くなくて、気持ちよくお風呂みたいに入りました。」

どういう想像力なんだかよくわかりませんが、4才の子の想像っておもしろいです。






「  『姫』日記・11  」
ろう児をもつ母
ろう学校に新しい靴下を履いていきました。
それを先生が見つけて、
T:「あら、新しい靴下じゃない。」
姫:「うん。ママが買ってくれたの。」
T:「ママはお金持ちね。」
姫:「うん。」
T:「おばあちゃんもお金持ちよね。」
姫:「ううん。」
T:「あれ?前に、おばあちゃんはお金持ちだって言ったよ。」
姫:「おばあちゃんはお金を使いすぎて少なくなっちゃったの。」
T:(爆笑)「ふ〜ん、そうなの。」

*T=先生

誰が“金持ち”とか“お金を使いすぎる”とか教えたのだろうか。。。?





「  『姫』日記・10  」
ろう児をもつ母
姫は虫が大嫌いでした。
虫を見ただけで「キャ〜、虫!」と、逃げ回っていました。
ところが先日、“昆虫館”へ行って、生きているカブトムシの背中を
恐る恐る撫でることができてから、虫嫌いが少しは緩和されたようです。

ろう学校で蝶を5、6匹捕まえました。
(虫取り網から虫かごへ移すのは先生の役目)
2匹は先生にプレゼントして、残り(白1匹と茶色数匹)を家に持って帰るという
のです。
蝶を育てるなんて無理なので、何とか放そうと姫を説得しました。
私:「蝶はね、ひろ〜いところを飛ぶのが好きなんだよ。こんな狭いところでは
   飛べないでしょ。かわいそうだよ。」
姫:「このくらいだったら(虫かごの広さ)大丈夫だよ。」
私:「狭いよ。」
姫:「大丈夫!」
私:「蝶はね、花の蜜が好きなんだよ。花が無いでしょ。」
姫:「チョット待って!」と、花を取りに行こうとする。
私:「ち、違うよ。元気な花が好きなんだよ。花を取ってきたらすぐにしぼんじゃ
   うでしょ。」
姫:「うん・・・でも、持って帰りたいなー。」
仕方がなく、家に持って帰りました。
家には、長男がいました。
兄:「何?何?」
姫:「私が蝶を捕まえたんだよ。」得意そうに。
兄:「ふ〜ん。見せて。」「えっ?蛾じゃない?」
  (兄は蝶と蛾の区別が解らず、茶色は蛾だと思っている)
私はしめた!と思いました。
私:「姫に白は蝶だけど、茶色は蛾だよって言って。」
兄:「茶色は蝶じゃないよ、蛾だよ。」
姫:「蛾なの?」
私:「蝶には花の蜜を吸うストローがあるんだよ。見てごらん。」
姫:「白にはストローがあるよ。」
私:「茶色は?」
恐る恐るチラッと見て(蛾の恐怖から、まともに見られない)
姫:「茶色にはストローがない。口がある。虫を食べるんだ。」
私:「ほら、茶色は蛾だよ。虫食べるんでしょ。怖いよ。」
姫:「放しに行こう!」(慌てふためいて)
兄と二人で庭へ放しに行きました。

私は、してやったり!!
本当は、教育上はよくないよな〜と思いつつ、でも、何とか放したかった
私でした。 





「  『姫』日記・9  」
ろう児をもつ母
今日の夜、寝る前のトイレタイムでの会話

姫:「お兄ちゃんみたいに立ってオシッコしたいなー。」
私:「男だけなんだなー。女は無理。」
姫:「男になりたい!」
私:「男になるのも無理なんだな。」
姫:「男になれないのは寂しいな〜」

女の子は、1回は“立ってオシッコ”をやってみたいって思うんですよね。





「  『姫』日記・8  」
ろう児をもつ母
昼間は台風の接近で暴風雨でしたが、夕方には台風が過ぎ去り、夜はきれいな満月が見えました。
姫が満月を眺めて、
「きれいね〜。うさぎが見えるよ。アッ!違う。たぬきだ。たぬきが見える。
明日、先生に言おう。」
「月はね、三日月がだんだん育って満月になるんだよ。満月はお姉ちゃんなんだ
よ。私もだんだん大きくなって、お姉ちゃんになったから満月と同じだ。私と満月
とお姉ちゃん同士だ。お姉ちゃん同士の満月を見ていると、ニコニコ笑顔になっち
ゃうよ。」

月って、子供の想像をいろいろ働かせてくれるんですね。
満月の時期になると、姫の成長を感じることが出来ます。





「  『姫』日記・7  」
ろう児をもつ母
姫パパは、手話はほとんど出来ません。
仕事が忙しいからか、覚えが悪いからか・・・

先日、家族でファミリーレストランへ行った時の出来事です。
姫:「私、牛乳好きなんだよ。えらいでしょう。」
私:「き兄だって牛乳好きなんだよ。」「ゆ兄は牛乳嫌いだけどね。」
姫:“だめねー”という顔
私:「でもね、ゆ兄はお茶は好きなんだよ。」
姫:「私だって、牛乳とジュースとお茶が好きなんだよ。」
私:「え〜、姫はお茶嫌いじゃん。」
姫:“ばれたか〜”という顔で
  「今日はお茶は嫌いだけど、明日は好きになってると思うよ。」
私はプッ!と噴出し笑いをしまいました。

私と姫の会話を見ていたパパは
パ:「何の話をしてるの?」
私:「会話がわからないと寂しいでしょ?」
パ:「うん・・・」

パパも少しは本気で手話を覚えようと思ったでしょうか???




「  『姫』日記・6  」
ろう児をもつ母
姫の将来の夢は、夏休み以前は“スーパーのレジのお姉さん”だったのですが、
夏休みにファミリーレストランへ行くことが多かったからか(苦笑)、
“ウエイトレス”に変わりました。

姫:「大きくなったら何になりたいと思ってるかわかる?」
私:「うーん。わからない。」
姫:「ご飯を食べるところで、ご飯を運ぶお姉さん。」
私:「へ〜。いいねー。」
姫:「ママは大きくなったら何のお仕事するの?」
私:「ママは、大きくなってお仕事終わって、ママになったの。」
姫:「違う!」「ママはお仕事何するの?」
私:「そうだな・・・ アッ!姫と一緒にご飯を運ぶお姉さんをやるよ。」
姫:「うん!わかった。」

将来、姫と一緒にウエイトレスできるかな〜?・・・









「  『姫』日記・5  」
ろう児をもつ母
最近姫は、「ペラペラ(口話)はわからない。」と話します。
*兄(聴)に本を読んであげていると
「ペラペラじゃあ、私はわからないんだよね。手話だったらわかるんだけどね。」
*ろう学校で地域の保育園と交流会がありました。
「保育園の子はペラペラなんだよ。私、わからないんだよね。でも、大丈夫!仲良
く遊べるから。」

ついこの間までは、「ママは聴。私はろう。・・・」と人の名前をいっては、聴か
ろうか区別していました。
自分はろう者であり、聴者とは違う。手話はわかるが口話はわからない。
4歳にして自分と他者の違いがわかるんですね。
これも『手話』があってこそだと思います。

先日、姫が手話ってきたことを読み取れず「はあ?何?」と聞き返したら「ママは
手話がわかるの?わからないの?どっち?」といわれてしまいました。
ショック!!




「  『姫』日記・4  」
ろう児をもつ母
姫:「幼稚部が終わったら何?」
私:「小学部」
姫:「小学部が終わったら何?」
私:「中学部で高等部で大学」
姫:「次は?」
私:「お仕事するの」
姫:「次は?」
私:「・・・ママになる?」
姫:「うん!ママになる」
私:「誰と結婚するの?」
姫:「パパ!」
私:「パパはママと結婚してるから姫とは結婚できないよ」
姫:「パパと結婚したいの」
結婚式の写真を見せて
私:「パパとママは結婚式したんだよ」
七五三のドレスの写真を指して
姫:「私もママと同じだよ」
私:「1人としか結婚できないんだよ。パパはママと結婚してるから姫とはできな
いよ」
姫:「・・・1人だけ?・・・パパと結婚したいんだもん。ウエ〜ン(大泣き)」

姫ごめんね。いつもは「ママ、ママ」なのに、あまりにも「パパと、パパと」って
言うから、ママはチョット意地悪になってしまいました。




「  『姫』日記・3  」
ろう児をもつ母
姫のパパは半単身赴任です。
週末と週中1日、家に帰ってきます。
今日、帰ってきたパパが洗濯物や仕事の鞄など大荷物を抱えているのを見て、
「パパ大変だね。荷物がいーっぱい。ホント、大変! ○○(単身赴任先)は大変
なんだって。パパが前に言ってた。私、“がんばって!”て言うね。」
と、私に言ってきました。

パパ良かったね。パパはなかなか手話が覚えられなくて、姫と1対1では話しが難
しいけど、姫はパパが大好きなようだよ。




「  『姫』日記・2  」
ろう児をもつ母
姫のろう学校の同級生の女の子にAちゃんがいます。
Aちゃんは聴家族の中のたった1人のろう児です。(姫も同じです)
Aちゃんの家族はなかなか手話が使えず、ろう学校の乳幼児教室も週2回の短い時間だけだったので、Aちゃんはなかなか言葉(手話)がでませんでした。
ところが、幼稚部に入学して2ヶ月。
毎日ろう学校に通い、友達や姫や先生と毎日会話することによって、今まで見て、見て貯めていたものが一気にあふれでてきたように手話り始めました。

姫の同級生の女の子にはもう1人Sちゃんがいます。
1週間前、女の子3人でブランコをしていました。
ブランコは2つ。3人で交代でのるしかありません。
ところが、Sちゃんがなかなか替わってくれません。

姫「Sちゃん替わって!ずーっとのってるよ。もう、10数え終わったよ。」
S無視
姫「Sちゃん悪いよ。」
姫「ねえ、Sちゃん悪いね。」と、Aちゃんに同意を求める。
A「Sちゃん悪いね。」と、姫の真似をする。Aちゃんも「悪い」は使っていたと思いますが、「悪いね」と使ったのは初めて見ました。

そして今日の朝、ろう学校へ行くと、室内用の車に同級生の男の子W君が乗っていました。Aちゃんが「替わってよ。」と言っていたのでしょうが、W君は知らん顔。
A:「もう、W君悪いね。」
と手話っているのを見て、笑っちゃいました。
1週間前に姫の真似で使った手話が、すでに自分のものになって使っていました。

子供の力ってすごいなって思います。
どんどん、どんどん吸収していくんですね。
これからの姫とAちゃんのやりとりが、とても楽しみです。






「  『姫』日記  」

ろう児をもつ母
初めまして!もうすぐ4歳になるろう児『姫』の母です。

姫は、生後7ヶ月で聞こえないと診断を受けました。
聴覚口話の通園施設に通い、昔ながらの箱型補聴器をつけていました。
聴覚口話の指導を受けながら、「何かがおかしい。これでいいのか?」
という思いから、インターネットを始めました。
そして、「聞こえない人の言葉は手話である」と知って、口話ではなく
手話での子育てを決めました。姫が1才2ヶ月でした。
その時は、日本語対応手話とか日本手話とか全くわからず、ただ手話環境が欲しくて、
手話も使っているというろう学校の近くに引っ越しました。
手話を使っているろう学校の乳幼児教室に通いながらも、「何かが違う」ような気がしていました。
そして、昨年の『バイリンガル・バイカルチュラルろう教育研究大会』に参加して、
目から鱗で、バイリンガル教育で姫を育てようと決めました。姫は2才10ヶ月でした。

“バイリンガルで”と決めて1年が経ちました。
姫は今年幼稚部に入学しました。言葉や会話も豊富になってきて、表情や手話もろう児そのものです。
昨日、夕焼けがとってもきれいでした。
台所のすりガラスに映るオレンジ色を指して、

姫「ねえ、見て見て!オレンジだよ」
私「夕焼けの色だよ。外で見る?」
姫「うん。行く」
外に出る。
姫「うわ〜。きれいね」と、見とれる。
私「夕焼けがきれいだと、明日晴れるんだよ。」
姫「ふ〜ん。あっちもこっちもオレンジ。虹もきれいだったけど、夕焼けもきれいね」
 「夕焼け見ていると気持ちいいね」と、うっとり!
私「夜になるから、だんだん消えていくよ」
姫「消えるまで見ていたい」
私「どうぞ。パパの部屋で見たらいいよ」

きれいなものを見て、「きれい」と感動して自分の言葉で表現してきた姫。
夕焼けを見てうっとりしている姫の顔を見て、ほのぼのとした気持ちになった私でした。

も ど る


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