ろう学校での事例紹介

ろう学校の実態を当事者であるろう児やその親、あるいは、
過去を振り返って成人ろう者がつづるページです。
短い内容でも結構ですので、是非投稿ください。

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「卒業式」
一親より
今日、S聾学校の卒業式に出席してきました。
児童・生徒の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

中学部3年の卒業生代表のK君の答辞に、とても感動しました。
彼は、卒業式用に準備した答辞を終えた後、紙を置き、
「自分の気持を」、と話し始めました。
幼稚部時代、遊びたい時期に遊べず、発音の訓練等で苦しかったこと、
今(親たちが活動した結果)、手話クラスを選択できるようになり、
自分たちには手話で学ぶことが大切で、口話は後からでもできる、
後輩たちには手話で学習させてあげてほしい。
聾学校は何のため?誰のため?
それは僕らのためです。

と、自分の思いを手話で堂々と話していました。
日常の不満から、ただお騒がせ発言をしたというわけではなく、
卒業生としての立派なスピーチでした。
先生方の心に響いたと思います。

今後、公教育にもバイリンガル教育を推進していく活動をして行くにあたって、
親としてとても勇気をもらいました。
ありがとう!





校外で交流を!
さくら
全国ろう者体育大会のため大阪で活躍して盛り上がりました。
多くのデフファミリーの子どもたちが観戦中 多くのろう者たち、通訳の人に平気に話しかけました。
しかし 聴こえる親御さんに連れられてきたろう児たちの姿をあまり見かけませんでした。
聴こえる教育関係者たち、聴こえる親御さんが 活躍しておられるろう者の選手たち、
観戦者を見てほしかった。交通便利なのに もったいないです。
ろうの子どもたちが ろうの大人との対話体験をして どんなにお喜びになるでしょうか。
バトミントン聾仲間たちに連れられてきた聾の高校生たちが試合場でいろいろな
出会いを触れて楽しみました。ちゃんとあいさつしていた高校生たちの姿は頼もしくなりました。




学ぶ権利は?
教師
 通常校の2倍以上行事をやり、いくら指摘してもそれを変えようとしない。
授業はいつまでたっても「○○さんの言っていることわかった?」と何度も
繰り返させる。
そんなんじゃ授業は進まないし、子供も勉強が嫌になるだけ。
 子供の学ぶ権利を保障しない、学ぶ時間を確保しない、ろう児は義務教育を
受けなくてよいと思っているのか?
 よくわからないままにその部の教育を受け、後になってから後悔する
親子が後を絶たない。
「もっと早くにちゃんとやってもらっていたら・・・」
と担当していた子供の保護者が漏らしました。
「あのころは遅刻しても何も言われないし、勉強なんてやらなくて良いと思ってた」
と担当していた子供が漏らしました。
 後になってそんな風に思われるような教育を良しとしている
教師集団を見るだけで吐き気がする今日この頃です。




どんだけ〜
ALOHAOH
 うちの娘が通っている聾学校は、10年以上勤めている先生が沢山います。
娘のクラスの男児はインテグレーションから、聾学校に入った子が多いです。
だからなのか?口話が多いです。
先生は、裏で「何を言っているのか?わからない」「発音はそんなにきれいじゃない」
と言っているらしいです。
先生は「聾者はわかったふりをするのが上手い」「就職先を探すのは大変。雇っていただけるだけでも幸い。頭を下げる気持ちが必要」等のプリントを配布するが、こちらは笑止千万だ。
はっきり言って指導力不足がばればれなのに、何を言ってやがるんだーと思いたくなります。

その教育を70年もやってきて、まだそんなことを言っている先生は困ります。進歩のない教育を続けてほしくないです。まず先生が反省をしなければ、変わりません。
どんだけ〜




始業式
学校イヤ
始業式。
毎年毎年この季節が一番嫌です。
新しく担任になる先生は、子供と話が通じるのかしら?
また全然手話の出来ない先生が担任になったら・・・
いっつもこんな心配ばかりです。
そして今日、担任発表の後に配られた教員の自己紹介の欄には、
「久しぶりの聾学校なので、手話がわかりませんが皆さん教えて下さい」
と書かれていました。
なぜ?恥ずかしくないのか??せめて頑張りますくらい書いたらどうよ。
ここは子供の為の学校のはず。
では、先生あなた達は一体どうやって子供に勉強を教えるつもりで学校へ来るのですか?




日本もベトナムも世界ももっと手話教育を!
TS
 みなさん、日本で聾教育はまだ解決していないでしょうか。しかしそれは早期を手話教育は日本で広がけたいと思います。

ベトナム人聾者のための中高等学校の卒業式の件、知るようによんでください。

今朝早く、ホテルを出発し、日本財団尾形理事長、国際グループの担当者高橋さんらと、ホーチミン市の郊外、ドンナイ省に向かいました。省都ビエンホア市にあるドンナイ師範学校内に設けられた、ベトナム全土で唯一の、聾者のための中高等学校の第一回目の卒業式に参列するためです。この学校は日本財団が、聾者専門の大学として世界的に有名な、アメリカの首都ワシントンにある、ギャローデット大学の元教授で、手話言語学の権威、ウッドワード教授の提案に基づき、7年間に始めたものです。
ウッドワード教授は、それまでに、香港やタイで手話言語学を指導してきましたが、特に、タイでは、手話による高等教育に大きな成果を挙げ、ESCAPなどの国際機関からも大変高い評価を受けました。
これまで、聾者に対する教育は、殆どの国で、口話法といわれる方法で行われて来ました。これは、聾者に、読唇術と、発声訓練を施すことで、健聴者とコミュニケーションが出来るようにすることに主眼をおいたものですが、一方では、聾者に手話の使用を厳しく禁じるなど、聾者にとっては、負担が大きい割りに成果の乏しい方法であった、ということが出来ます。現在では、この従来からの教育手法の欠陥が認識されて来ており、次第に、手話を中心にした教育方式の有効性が認識され、先進国を中心に、聾者に対する教育は大きく変わりつつあります。
しかしながら、手話を中心にした新しい教育方式に対しては、日本も含む多くの国で、健聴者が主体の聾学校教師陣からの抵抗が強く、なかなか、スムースに進んでいるとは言い難いのが現状です。ここ、ベトナムでも、未だに、口話法による聾教育が、全土で行われています。非効率なコミュニケーションに基づく教育の限界から、聾学校の生徒たちの殆どは、中学に進学することもままならない状況で、私たちが7年前にこの学校を開設するまでは、ベトナムには、聾者のための中高等教育機関はありませんでした。
ベトナムでは、中学校、高等学校ともに、卒業に当たっては、全国統一の卒業資格試験に合格することが求められます。この試験に、合格しなければ、上位の学校に進級することが出来ません。4年前に、初めて、われわれの聾学校の中学課程の修了者10名が、卒業資格試験に臨みました。勿論、聾者が集団で、中学課程の卒業資格試験を受験するのは、ベトナムでは前代未聞、初めてのことでした。この試験は、全国平均で合格率75%という、健聴者にとってさえ大変手ごわい試験です。ところが、ふたをあけてみると、10人がそろって合格したのみか、10人のうちの一人は、ドンナイ省全土1300人余りの受験者のうちで、トップ3に入るという快挙を成し遂げました。さらに、昨年の試験では、なんと、ドンナイ省のナンバーワンはこの学校の生徒が取ったのです。
私たちが推進している手話を中心とする聾教育の優位性は誰の目にも明らかになったと判断した私は、今年の初め、ウッドワード博士とともに、ハノイに出向き、中央政府の教育省などで障害者教育の責任者を訪ね、このプログラムの目覚しい成果について報告しました。報告会は大変な反響を呼び、その結果、教育副大臣を団長にした視察団がドンナイ省に出向き、聾学校を視察しました。現在、日本財団にはベトナム政府から、ドンナイと同様の方式による聾の中高等学校を、ベトナム中部と北部に一校ずつ設置してほしい、という要請が寄せられています。
それは兎も角、今年はついに、高等教育課程の修了者が生まれました。彼らのうち何人かは、中学卒業資格試験よりはるかに難しい、高校卒業資格試験に臨みました。3人が合格し、そのうちの一人は、さらに大学合格試験にも受かり、ついに、ベトナム始まって以来の聾の大学生が誕生しました。



最悪です
さくら
はじめまして。
子供と毎日母子通園をしております。
教師は聾教育とは全く無縁の学校から移ってきた方が
ほとんどで全く頼りになりません。
それぞれの子供についての課題すら
答えられない教師が担任をもっています。

保育中や親との懇談中に居眠りをする教師までいる始末です。
それなのに、学校は母親に雑用を容赦なく押し付け挙句の果てには
「昔のお母さんにはもっと働いてもらっていましたよ」と。
確かにそうなのかもしれませんが、必要以上の掃除に
訳のわからないPTA活動・・・ついていけず
転校者も増えてきています。
周りに敵のいないこの聾学校・・
教育方法も昭和から成長していないようです。
子供たちの情報も他の聾学校につつぬけで
プライバシーなど全く無い状態です。
どうにかならないものなのでしょうか。
も ど る




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