『 発行図書 』

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「手話」と「書き言葉」でろう児はバイリンガルになる!
「新しいろう教育」の選択肢を求めて!


バイリンガル教育の世界的権威 ジム・カミンズ(トロント大学教育大学院教授)の歴史的論文「声の否定」!
中島和子(名古屋外国語大学教授)訳による初日本語版収録!

 1933年(昭和8年)以降、日本のろう教育はろう児から手話を奪い、聞こえない耳で聞き、声で話すことを強要してきた。生徒は先生が何を喋っているのかわからない。授業は1〜3年おくれ…。そしてついに、ろう児とその親たちが「手話で学びたい!」と立ち上がった。
 本書では、ろう者からの提言、デフ・フリースクールの成果、言語学者や心理学者による研究・分析などを紹介。ろう教育の実態を明らかにしながら、ろう児の立場に立った教育とはなにか?を提案する。
   5月27日 出版
     全国ろう児をもつ親の会 編

     明石書店
     ISBN 4−7503−1730−6
          価格 1500円  (税別)
※ 5冊以上まとめてご購入される場合は割引して販売いたします。

【 申込用紙 】










『ぼくたちの言葉を奪わないで!』
〜ろう児の人権宣言〜




 <目次>
  第1章 ろう児の人権宣言
     私たちの望むろう教育
全国ろう児をもつ親の会代表 岡本みどり  
  第2章 ろうとは?
     1.聞こえないことって可哀そう?
龍の子学園スタッフ 榧陽子  
     2.手話とは
国立身体障害者リハビリテーションセンター学院手話通訳学科教官 市田泰弘  
  第3章 ろう教育の現状−ほんとうのところは?
     1.手話との出会い
全国ろう児をもつ親の会 鈴木英子  
     2.ろう児を育てる喜び
全国ろう児をもつ親の会 板垣岳人  
     3.ぼくはもう補聴器いらない
全国ろう児をもつ親の会 玉田さとみ  
     4.母親法の指導を受けて
全国ろう児をもつ親の会 中村成子  
     5.聴覚口話法は誰のため?
龍の子学園スタッフ 小野広祐  
     6.わが家はデフ・ファミリー   −ろうとしての自覚と誇り−
全国ろう児をもつ親の会 羽柴志保  
  第4章 今後の方向性
     1.川から大海原へ   −龍の子学園の四年間−
龍の子学園代表 竹内かおり  
     2.声の否定   −カナダの学校教育におけるろう児の言語の抑圧−
トロント大学教育大学院教授・言語学 ジム・ カミンズ  
名古屋外国語大学教授・バイリンガル教育 中島和子訳  
     3.きこえない子の心の発達と人権  −臨床心理学の立場から−
佛教大学教育学部助教授・臨床心理学,臨床心理士 河ア佳子  
     4.日本のろう児にはJSL(日本手話)を
龍の子学園アドバイザー ダーレン・ エワン /中村成子訳  
  第5章 申立趣旨
     1.ろう学校には手話がない!?
桜美林大学大学院生 長谷部倫子  
     2.なぜ申立を引き受けたか
弁護士 東京弁護士会子どもの人権救済センター相談員 小嶋勇  
  あとがき
〔財〕全日本ろうあ連盟理事長 安藤豊喜  
  その他
  • 用語解説 <人の定義/言語/コミュニケーション手段/ろう教育>
  • 参考文献 <もっと詳しく知っていただくために>
  • 人権救済申立書要約
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<申込先>  全国ろう児をもつ親の会 書籍申込係
              FAX専用  03−3761−9905

読者から寄せられた書評
9月1日発行 「キリスト教保育」 キリスト教保育連盟発行
<図書紹介>
『ぼくたちの言葉を奪わないで!』 ―ろう児の人権宣言― 
全国ろう児をもつ親の会編   明石書店
 知らないことは、時に誰かを傷つけることがある。本書に出会わなかったら、「聞こえないのはかわいそう」「聞こえるようになるといいのに」という思いでろう者(児)を見続けていたかもしれない。
 聴者の子どもが自然に身につけていく日本語は、母親や身近な人々との対話の中で習得されるのと同じように、ろう児にとっては、ろう文化の中で確立した独自の構造と文法を持つ日本手話(日本語対応手話とは違う)こそが第一言語であり、これを身につけるには同じ日本手話で語りかける信頼できる他者が必要だということ。この第一言語習得によってろう児は深く思考し、感情を豊かに表現し、アイデンティティーが確立されること。さらに、第二言語としての書記日本語とを併用したバイリンガル教育によって、聴者との共存に何の支障も来さず、社会の一員として生きていけること。だからこそ、ろう児に日本手話による教育環境を整えてやりたい。
 各方面からの本書の執筆者は、異口同音にろう児への日本手話教育の必要を切々と説き、その熱い思いが伝わってくる。
 本書を読む時、普遍的なテーマを読みとることができるだろう。大人の価値観に子どもをあてはめるのではなく、その子らしさを受けとめそれを大切に育み、他者と共に心豊かに生きていってほしいという祈りをもった子育てこそが「ろう」や「聴」の枠組みを外してもなお、存続するということだ。(秋葉)

も ど る

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