◆今日のコラム◆

2005/04/26

「もみじまんじゅう」


言わずと知れた、B&Bの往年の名ギャグである。
両手でもみじ形の軌道を描きながら「もみじまんじゅう!」と叫ぶ。
島田洋七の発するその雄叫びは、爽快なほどハジケたものだった。
幼少の頃は、テレビでB&Bの漫才を見る度に「もみじまんじゅう」を狂ったように連呼してはしゃぎ回ったものである。

28歳の今でも、年に一度か二度ぐらいは「もみじまんじゅう!」と叫びたい衝動に駆られることがある。
しかし、いい年をした大人が、芸人でもないのに「もみじまんじゅう」をハジケた勢いで叫ぶのはいかがなものか。という理性が邪魔をして、なかなか叫べないでいるのが現状である。ああ、裏声と地声が良い具合に混ざったハジケまくった声で「もみじまんじゅう」を叫ぶとどんなに気持ちがいいだろう。きっと、嫌なことなど全て忘れるに違いない。

また、自分だけでなく、他の人が叫ぶのも見てみたい。
誰が一番ハジケた「もみじまんじゅう」を披露できるか、コンテストを開催したい。おそらく、この手のコンテストをやると、凄い奴がゾロゾロ出てくるに違いない。誰も真似できないようなハジケた「もみじまんじゅう」を見たい。

と、こんな願望が時々湧いてくるのだが、良いことなのかどうか分からない。
ただ、悪いことではないと思う。
僕の「もみじまんじゅう」を好きだと思う気持ちは、特に反社会的ではないし、倫理道徳を阻害するものでもないはずである。
しかし、自分や他人にとって建設的とは言えないので、良いことではないと思う。
他にも熱狂的な「もみじまんじゅうファン」がいて、彼らと一緒にコンテストを開催して、「もみじまんじゅう」ブームを巻き起こせば、銘菓「もみじまんじゅう」の売り上げ向上のみに留まらず、景気回復にも結びつくかもしれない。

誰か「もみじまんじゅう」が大好きだと言う人、いませんか?




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