◆今日のコラム◆

2005/05/19

「葉巻き」


最近、コラムを書こうとすると、なぜか意味もなく「葉巻き」という言葉が頭に浮かんでくる。
別に葉巻きを吸うわけでもなく、葉巻きに興味があるわけでもない。
勿論、いつも書くコラムのネタとは何の関係もない。
しかし、気がつくと「葉巻き…。」と心の中でつぶやいている。

なぜ葉巻きなんだ?

全く訳が分からんが、とにかく葉巻きなのである。
ハァ…葉巻き。
喫煙者ではないが、葉巻き。
何の興味もないが、葉巻き。
僕は、葉巻きを一体どうしたいのだろうか。
それすらも分からないけれど、葉巻きが浮かんでくるのだからもう、神様が「葉巻きについて何か書け!」と言っていると思うしかない。

というわけで、葉巻きである。
興味はないけど、葉巻きについて書いてみる。

僕が、葉巻きと聞いてイメージするのは、まずコロンビア。
そして、マフィア。そして、アル・カポネ。
どれも、葉巻きとは縁が深い。
マフィアのドンが、シガーケースから葉巻きを取り出して、吸い口を歯で噛み破り、マッチを擦って紫煙を燻らせる姿…。
それに憧れるかというと、そうでもないが、葉巻きというとそんなイメージが浮かんでくる。
僕にとっては、葉巻きといえばまず、マフィアなのである。

そして次に浮かんでくるのが、UFO。
UFOといえば、灰皿を二枚重ね合わせたようなアダムスキー型が有名だが、葉巻き型というのもある。読んで字のごとく、円柱形の葉巻きのような形をしたUFOが、葉巻き型UFOである。
UFOは、未確認飛行物体(Unidentified Frying Object)の略称であり、宇宙人の船以外でも、とにかくワケ分からん飛行物体なら、何でも定義上はUFOと見なされる。
だから、「宇宙船みたいなもの」でも、ワケ分からんならUFOである。

僕は、現実に宇宙人が地球にいるとは思っていない。
が、映画の宇宙人来襲モノは大好きである。
ちなみに、モンスターパニックモノも大好きである。
これらに共通している点は「○○が襲ってくる映画」と、内容を一言で表せるシンプルさにある。宇宙人が襲ってくる映画、サメが襲ってくる映画、大蛇が襲ってくる映画、ゾンビが襲ってくる映画……と、非常に分かりやすく、かつバカっぽく、マニアックである。
話を元に戻して葉巻きだが、UFOの次に浮かんでくるのは、竹村健一である。
竹村健一といえば、葉巻き…じゃなかった。
あれは、パイプだった。
つまり、マフィアとUFOの次は、パイプと混同して、竹村健一をイメージしてしまう。

その程度の思い入れしかない葉巻きについて、無理矢理何か書こうとするのが、アホらしくなってきた。
っていうか、神様、ごめんなさい。
僕は、葉巻きについてもう書けません。
いろいろ調べたら、葉巻きの種類とか、構造とか、産地とか、資料は出てきたけど、興味ないので書く気がしません。フィラー・バインダー・ラッパーとか、無駄に知識が増えたけど、ありがた迷惑です。
もう、葉巻きのことは忘れます。
二度と、心の中で葉巻きという言葉をつぶやいたりしません。
許してください。

って、ブッチー武者(神様)にひざまずいて懺悔してしまったが、×か○かは、想像に任せることにする。
というわけで、金輪際、葉巻きについて書くことはないと思う。





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