南極基本データ 

あっちの資料からチョコッ、こっちの資料からチョコッ、そっちの資料からチョコッと、
自分なりに簡単にまとめてみました


<北極圏・南極圏とは>

太陽が全く沈まない・あるいは全く出ない時期がある地域
北緯66度33分より北、南緯66度33分より南

<南極点>

標高は2,800m、氷の厚さは2,700m
氷床移動により、この辺りの氷が毎年10mほどウェッデル海方向(西経43度方向)へと移動
それゆえ、毎年1月1日に再計測される

<気温>

年平均 最低記録 最高記録
-49.2℃(南極点) -89.2℃(ロシアのボストーク基地) -10℃(南極点)
-10.6℃(昭和基地) -43.5℃(昭和基地)   

<雨量>

降雪量を雨量換算すると、内部へ行くほど雨量は少なく年間で5mm程度。
(これはサハラ砂漠と、ほぼ同量)
対して沿岸部は、この10〜12倍

<ブリザード(雪嵐)>

降雪の場合は、ほとんど猛吹雪。
ブリザードの定義は風速10m以上が6時間以上続く場合を言う。
A級ともなれば、数メートル先さえ見えない。

階級 風速(毎秒) 継続時間 視界の程度
A級ブリザード 25メートル以上 6時間以上 100メートル未満
B級ブリザード 15メートル以上 12時間以上 1キロメートル未満
C級ブリザード 10メートル以上 6時間以上 1キロメートル未満

ただし、夏の南極ではこのような心配なし。

<風速>

年平均 最大
6m/s(昭和基地) 59m/s(昭和基地)

<年間積雪量>

南極点 南極半島
約50mm 800〜1000mm

<南極の四季>

11月 12月〜1月 2月 3月〜10月


10月 末頃の日照時間は約18時間で、そろそろ白夜が始まるが、意外に天候が悪くブリザード多し
アデリーペンギンやトウゾクカモメが北から帰ってくる
11月 アデリーペンギンは巣作り開始、中旬に産卵し、雄・雌交代で抱卵
(2〜3週間もジッと抱卵するため、親鳥の体重は30〜40%も減少
 抱卵を交代すると、餌を食べに海に行く)
12月 太陽は常に地平線の上にあり、完全なる白夜の始まり
沿岸部の気温は0℃前後、大陸内部は-20℃〜40℃の、夏の始まり
アデリーペンギンの雛が孵る
1月 完全なる白夜は中旬頃まで
アデリーペンギンの育雛期 (^○^)/
2月 末頃までは、人間達の野外活動にも支障がないくらいの白夜
そろそろ雛達の巣立ち時期
3月 日照時間も朝7時〜夜8時くらいまでとなり、暗い夜が10時間くらいになる
流氷面が凍り出す
アデリーペンギンもトウゾクカモメも、また北へと姿を消す
4月〜5月 下旬には太陽も僅かに顔を出すだけ
6月 6月1日〜7月12日頃までの約40日間は太陽が昇らず、朝10時〜午後2時までほんのり明るいだけ
うち、2〜3時間は日光で本が読める明るさに
午後3時には満天の星空でオーロラが見れるようになる
7月 20日頃から太陽が地平線上に見えるようになり、昼が長くなる。
8月〜9月 沿岸部の気温はマイナス20℃、大陸内部はマイナス40℃

<面積>

約1248万平方キロ弱
日本の約34倍

<氷で覆われた地域>

97.6%
つまり岩が出ている地域は僅か2.4%

<大陸を覆う氷の量>

2,403立方キロで、地球全体の真水の70%
全て解けると、世界の海水面は50〜70m上昇すると言われている

<山と山脈>

最高峰は、
センチネル山脈のビンソン・マッシフ(5,140m)
その他には、
エグゼプティブ・コミティ山脈のシドレイ山(4,181m)
クィーンモード山脈のカークパトリック山(4,530m)
 活火山の代表は、
ロス島のエレバス山(3,794m)

海底火山が島となったものではデセプション島で、温泉が湧いていて、波打ち際での海水浴も楽しめる!

<大陸を取り巻く南極海の最低水温>

-2℃
年間を通してほぼ一定しているため、面積的にも温度的にも、海中の方が生き物にとっては暮らしやすい

<氷床・棚氷・氷山・定着氷と流氷>

氷床 万年氷に覆われた陸地で広さ5万平方キロ以上のもの。
(四国と九州を合わせた以上の広さ)
それ以下はアイスキャップという。
棚氷 氷床が海上まで押し出てきたもので、厚さは200m以上。
(代表的なロス棚氷の広さは、フランス全土とほぼ同じ)
氷山 氷床や棚氷が割れて出来るものを氷山という。
大きいものでは日本の県がすっぽり入る。
氷山が溶けてなくなるのは13〜14年。
衛星観測によると、南氷洋にはこうした氷山が約20万個浮いている。
定着氷と流氷 海水が凍ったものを定着氷という。
厚さ2〜4mで沿岸部を数十キロの幅で取り囲み、冬季はそれが数百キロにも及ぶ。

流氷(別名パックアイス)は、定着氷が割れて漂っているものをいう。

<生き物の種類>

哺乳類23種・鳥類41種・コケを始めとした植物408種・無脊椎動物234種
*周囲の南極海を含める

<ペンギンの種類>

全17種類のうち、7種類が生息
アデリーペンギン・ジェンツーペンギン・皇帝ペンギン・
マカロニペンギン・ヒゲペンギン・王様ペンギン・イワトビペンギン

<アザラシの代表選手>

ウェッデルアザラシ
 種に拘らず世界のアザラシのうち、60%が南極に生息

<空を飛ぶ鳥代表選手>

ナンキョクオオトウゾクカモメ
(対してペンギンは、海の中を飛ぶ鳥さんだ!)

<クジラ代表選手>

ミンククジラ

<地表の植物代表選手>

オオハリガネゴケ
*海中のは、わかりません m(_ _)m

<南極への距離>

南米のフェゴ島から約1,000キロ 一般的な南極半島クルーズツアーは、ここから。
南米(アルゼンチン)はフェゴ島(ウシュアイア)から耐氷船に乗る
オーストラリアから約2,250キロ 一般的な南極遊覧飛行ツアーはここから。
日本の南極地域観測隊を乗せた砕氷艦“しらせ”も、途中オーストラリアはフリーマントルに寄港し、足りなくなった物資やその他必要な調達して昭和基地へと向かう。

南アフリカから約3,600キロ   




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