Message メッセージ




 元旦礼拝メッセージ 2026年1月1日/小坂叡華主任牧師

「幻を書きしるせ2026」   

「主よ。私が助けを求めて叫んでいますのに、あなたはいつまで、聞いてくださらないのですか」(ハバクク1:2)イスラエルには暴虐が横行し裁きが曲げて行われていました。預言者ハバククはなぜ神の怒りが執行されないのかと問い、主の答えを待っていました。「私は、見張り所に立ち、とりでにしかと立って見張り、主が私に何を語り、私の訴えに何と答えるかを見よう」(2:1)主の答えは「幻を書きしるせ。これを読む者が急使として走るために、板の上にはっきり書きしるせ」(2節)そして「それは終りについて告げ~もしおそくなっても、それを待て。それは必ず来る。遅れることはない。(2:3)

<神からの幻>
幻は何の備えもないところに偶然与えられるのではなく、むしろ霊的な渇望時や危機的状況という緊張感のある時に与えられることが多いのです。神から幻を与えられた人々がどのような状況下であったか聖書から見ていきます。

ヨセフ/兄弟から憎まれている時に…「ヨセフはまた、ほかの夢を見て、それを兄たちに話した。彼は「また、私は夢を見ましたよ。見ると、太陽と月と十一の星が私を伏し拝んでいるのです。」(創世記37:9 )父、母、兄弟がヨセフにひれ伏すという夢でした。兄たちはヨセフを憎みエジプトに売り渡したのです。様々な苦難を通ったヨセフはその誠実さの故に大臣にまで昇り詰めました。そして飢饉に苦しむ家族を呼び寄せ、やがてイスラエル民族がエジプトに移住するという大きな歴史的転換の幻だったのです。 

ペテロ/空腹の時に…「彼は非常に空腹を覚え、食事をしたくなった。ところが、食事の用意がされている間に、彼はうっとりと夢ごこちになった。~ 見ると、天が開けて大きな敷布のような入れ物が、四隅をつるされて地上に降りて来た。」(使徒10:10、11) その敷布には地上のあらゆる種類の四つ足の動物や、はうもの、また、空の鳥などが入っていた。「ペテロ。さあ、ほふって食べなさい。」という声が聞こえた。しかしペテロは言った。「主よ。それはできません。私はまだ一度も、きよくない物や汚れた物を食べたことがありません。」すると、再び声があって「神がきよめた物を、きよくないと言ってはならない。」(13~16)この夢を境にペテロはユダヤ人から汚れているとされていた異邦人伝道へと道が開かれたのです。

パウロ/伝道の行き詰まりに…パウロ一行の伝道の道が塞がれました。「彼らは、アジヤでみことばを語ることを聖霊によって禁じられたので、フルギヤ・ガラテヤの地方を通った。~ビテニヤのほうに行こうとしたが、イエスの御霊がそれをお許しにならなかった。」(使徒16:6 )落胆した事でしょう。しかしパウロはある晩「マケドニアに来て私たちを助けてください」という幻を見たとき、神が私たちを招いて彼らに福音を宣べさせるのだと確信しました。この時から東周りのアジア伝道が(西周り)のヨーロッパに向けられたのです。

「神は言われる。終わりの日に、わたしの霊をすべての人に注ぐ。すると、あなたがたの息子や娘は預言し、青年は幻を見、老人は夢を見る」(使徒2:17)聖霊によって全ての人は神からの夢と幻を持つのです。霊的な飢え渇き、人間の力、努力の限界の時に神は語ってくださいます。神からの幻を待ち望み私たちの心の板にしっかり書きしるしましょう。神の知恵は想像を超えた道を示してくださいます。神への絶対的な信頼と信仰による義を握って2026年を歩み出していきましょう。
「わたしの義人は信仰によって生きる。もし、恐れ退くなら、わたしのこころは彼を喜ばない。」私たちは、恐れ退いて滅びる者ではなく、信じていのちを保つ者です。」(ヘブル10:38、39)



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